[母乳小説]

陵辱の謝乳祭

執筆/森ぐれい
加筆修正/松谷徳盛
監修/松谷・ナルコ

【文化祭数ヶ月前】
〜プロローグ〜事の発端〜


『…はい、はい。じゃあ明日はそのスケジュールでお願いね。
ああ…そうだ、やよいちゃん、ストレスで胃の調子が悪いって言ってたよね?
俺の知り合いにさ、薬剤師がいるんだけど。そいつに胃の調子が悪いって言った
ら、いい漢方薬があるって言うから、調合してもらったんだけど、いる?
……え?…ああ、大丈夫。漢方って言っても錠剤だから苦くないよ。
はは、やよいちゃん、高校生にもなって粉薬飲めないんだ?
…ははは、ごめんごめん。うん、わかった、じゃあ明日持ってくから。
すっごいよく効くらしいから、これ飲めば即治るよ。
治ったらバリバリ仕事してもらうからな〜?
……ははは、うん、じゃあ、お休み。明日早いからゆっくり休んでね』


ガチャッ。
ツー、ツー、ツーッ………






【文化祭当日】
〜ハジマリ〜生徒会との出会い〜

ここはとある男子校。
その教室の一角で、男子生徒が昼休みになにやら集まって話に花を咲かせていた

とは言っても、今のこの時期、話題になる事と言えばただ一つ。
もうすぐ行われる文化祭の話題でもちきりだった。

「おい、聞いたか?文化祭!あの雛牧やよいが来るって噂、マジらしいぜ!」
「本当かよ!?雛牧やよいってアレだろ。よく水着で雑誌の表紙に載ってる…」
「そうそう。現役高校生であの胸はないよなぁ〜。FだろF!
なあ、水着で出るのかな?……Fカップの水着姿、拝んでみたいぜ〜…」
「俺たち男子校の生徒には刺激が強すぎるんじゃないか?
っていうか、よく学校が許可したな…まあ、別に校則とか厳しいほうじゃないけ
どさー…
普通グラビアアイドルなんて文化祭に呼んでくれる学校なんてあるかぁ?」
「ほら、来年からうちって共学になるだろ?それが絡んでくるらしいぜ?よく判
らないけど。
生徒会が決めた事らしいんだけどな」
「ああ…。うちの生徒会って結構実力あるもんな。確か今回の文化祭を仕切るの
もほとんど生徒会だろ?雛牧やよいと実際に話とかできるんだろうな〜…くそ、
俺も生徒会入っとけばよかったぜ…」





「はじめまして。雛牧やよいのマネージャーです。
この度はうちのやよいを文化祭のゲストとして呼んで下さるそうで、有難うござ
います」
「いえ、……うちも来年から共学になりますから、その前に少し生徒達に刺激を
、と言う生徒会の方針らしく……私達にはよくわからないんですがね。ははは…
…」

汗ばむ額をしきりにハンカチでぬぐう校長に、穏やかな声で隣に座る青年が口を挟む。

「校長、大丈夫ですよ。必ず成功させますから」
「うむ。この生徒会長の南君はとてもしっかりしていて、成績も優秀な生徒です
から。彼の指示に従って下されば全てうまくいきますよ。彼が生徒会長になってから、うちの学校の偏差値も上がりつつありますし、かなり良い評価をいただいているんですよ。だからこうして雛牧さんを呼ぶことが出来たんですけれどね……」

校長の紹介に青年、南はかるく会釈した。
整った顔立ちに落ち着いた笑顔。学校側からの全幅の信頼を得ていることは風貌からも頷ける。
その実、学内ではトップの成績を誇り、小中学校を一貫して続けたテニスにおいてもプロ選手としての未来を嘱望されている正に文武両道。

「頼もしいですね。よろしくお願いします」

今回の仕事のキーマンがまだ年端の行かぬ高校生ということを悟ったマネージャーも差し出された握手にとびきりの営業スマイルを添えて応える。
場所は校長室。
グラビアアイドルやよいのマネージャーと、自分の高校の素晴らしさを延々スピーチし続けている校長、そして生徒会長の南 斎木(みなみ いつき)の一同が顔合わせを兼ねて来る文化祭の打ち合わせの場として設けられた一席である。

―文化祭は明日。
売り出し真っ最中の多忙なスケジュールの合間を縫って、前日までに最終的な打ち合わせをする事になっていた。

「あの…こちら、男子校ということですが、更衣室なんかは用意していただける
んでしょうか…?」

大方の打ち合わせを終えて一息ついたところで、マネージャーが何故かそわそわしはじめて斎木に向かって聞いた。

「勿論ですよ。保健室を一日、楽屋代わりに使って下さい。
ベッドもありますし、出番がない時はそこでお休みになってくれてもかまいませ
ん。
…ああ、緊急用に生徒の為の医務室は別場所に設置してありますから誰かが入っ
てくるなんて事もありませんよ」
「それは良かったです。やよいが気にしてまして。何せ初めて出させていただく
男子校の文化祭ですから…」
「それは確かに気になるでしょう。大丈夫ですよ。わからない事などがありまし
たら僕を含む生徒会役員が数名居ますから、やよいさんからも気兼ねなく彼達に聞いて下さい。それでも心配でしたら女性の先生も一緒に行動するようにさせて頂きますが?」
「あ、いえ、そこまではいいですけれど」

そう言いながらもマネージャーはこれまでの話題を濁すように会釈する。

「そうですか。ではもし必要な場合は遠慮なく仰って下さいね。では僕はこれで
失礼します」

まるで先ほどまでの話題を遠のけるかのように世間話を校長に振り始めたマネージャーに斎木は自分のするべき要綱をまとめたレジメを確認すると校長に目配せをした。
その合図を契機に程よく会話をとめると斎木は丁寧にお辞儀をして校長室を後にする。
退室後、ドア越しに未だに続く校長の学校自慢の話し声を耳にしながら、斎木は溜め息をひとつついた。

肝心の雛巻やよい本人には会えず"売り出し真っ最中"の理由をいいことに文化祭の前日までに打ち合わせ。半ば予想していたとはいえ、今日は遅くまで文化祭の準備に終われる羽目となった。

(当日に色々とボヤかれるよりましか)

待望の雛巻やよいとお目にかかれなかった事に口惜しさを感じながらも斎木は生徒会室に戻ろうとした。

階段を上がって、廊下の角に向かうと―――突然、前方から歩いて来た人影とぶつかってしまった。

「きゃッ!?」

―――男子校で、流石にこんな高い叫び声を上げる人物など居ない。
と、言うことは……

視界を少し下げるとノリウムの利いた廊下の上で「いたた…」と腰のあたりを押さえて座り込んでいる少女が居た。
…ミニスカートが思いっきりまくれてしまっていて、水色のパンティが丸見えになっていることに全く気づいていない。
しばらくじっ、と見下ろしていると、涙目だった大きな瞳がやがて視線に気づいたようで

「きゃッ!?ご、ごめんなさい!あたし、慌てちゃってて…前、見てなくて……」

続いて捲れたスカートのすそに気づき慌てて戻して赤面する。

「大丈夫?こっちこそごめん」

そう言って斎木はにこりと笑みを作ると、手を差し出した。
彼女は「あ、有難う…」と微笑んだ。
形のよい唇に大きな瞳。
気取った様子もなくこぼれた笑顔はどんな男でも口元を緩ませずにはいられない魅力があふれていた。
そして、その笑顔は何よりも斎木の見知ったものだった。

―雛巻やよい
巷の週刊誌の表紙を最近よく飾り、今回の文化祭にゲストとして呼んだグラビアアイドルだ。

「君は……」

思わず口をついて出てしまった問いかけも、彼女には聞こえていなかったらしく、スカートのすそを払いながら

「あ、あの、すいません…。ここの高校の人ですよね?校長室か、生徒会室ってどこにあるか知りませんか?」

斎木は生徒会役員の一人である風間がしきりに見惚れていた写真集を思い出した。
…間違いない。プールサイドでポーズをとる水着姿の少女と目の前に居る少女の姿が脳裏で完全に一致した。

(雛牧やよい。…彼女が、そうか。)

斎木は思わず浮かびそうになる小さな笑みを抑えるように口元を引き締ると
やよいに気づかれないようにいつもの営業スマイルに切り替えた。

「マネージャーさんを探してるのかい?…だったら、さっきまで校長室に居たけれど?
…貴方、雛牧やよいさん、だろう?」
「え?…あ、はい……そうですけど……」

少し警戒したような表情になりながらも、やよいはこくりと頷いた。
分かりやすいやよいの反応に斎木は声のトーンにぬくもりをこめた。大抵の女子は雰囲気に知らず知らずのうちに警戒を解ていく。

「ああ、ごめん。僕、この学校の生徒会長の南です」
「あっ…。…貴方があたしをここの学校の文化祭に呼んでくれた方なんですか?」

やよいはすぐに緊張を解いたように、ぱっと明るい顔になる。
その言い方からするとマネージャーからは大方の話を聞いているのだろう。
人の機微を読むことに長けている斎木はやよいの態度に普通の女子高生と変わらぬあどけなさを感じとった。
おそらくやよいの目には自分は学校から絶大な信頼を預かり、盛りのついたそこらの男子校生と比べて間違いのない男に映るだろう。

「えへへ。実は男子校って一回来てみたかったの」

二人の間に流れた奇妙な間を取り繕うようにやよいは話を微笑む。

「そうですか。それは良かった。企画を立ち上げたのは生徒の意思を尊重しよう、という事で、今一番人気がある貴方を呼ぼうって話になったんですよ。こちらとしても参加していただけて嬉しい限りです」

そう言うとまんざらでもないらしく、やよいは少し顔を赤らめて照れたような顔になった。

「……え、えっと、あの、校長室は……」
「もちろん案内します。けど、その前に当日は他の生徒会役員が進行役を務めますので、顔合わせも兼ねて生徒会室に来ませんか?マネージャーさんも後からこちらに来られると言ってましたので」

この頃にはやよいはもうすっかり、紳士的かつ丁寧な対応の斎木のことを信頼しきったような様子だった。その表情からは先ほどまでの警戒の色は消えていた。

「そうですね。じゃあ、お願いします」
「助かります。色々と事前に打ち合わせしておきたいことがあったので。
それじゃあ行きましょうか」

先を促すように歩くと、おとなしくついてくるやよいを背に斎木は人知れず、不敵な笑みの表情を浮かべていた。
その冷笑は生徒をはじめ教師までもが見たこともない厭らしい暗さが張り付いていた。

―――そう。やよいの悪夢は、もうこの時点から始まっていた――――






「どうぞ。ここが生徒会室です」
「有難うございます。…えっと、失礼します」

やよいが生徒会室に入ると、中に居た生徒会員一同の視線が一斉にやよいに向けられる。
当然、男子校なので男ばかりの合計4名。
やよいは顔を伏せるようにお辞儀をする。

「皆、明日のイベントに出てくれる雛牧やよいさんだ。
明日の打ち合わせと顔合わせを先にしておこうと思ってね。当日、みんながやよいさんに緊張されて手違いがあったら大変だろ。無理を言ってお越し頂いた。」

次に入ってきた斎木の声を聞いて、皆は「ああ…」と納得したようだった。

そうと知ると一人の生徒がやよいに近づいてきた。
「ごめんごめん、女の子がこの学校に居るのって、なんか凄く変な気分でさ。
いやーでもやっぱり華があっていいよなっ。あ、俺は広報の風間。風間 誠人(
かざま まこと)ね。
よろしくやよいちゃん。いつも雑誌見てるよ。
いやー、やっぱり雑誌より本物はもっと可愛いなあ」
「あ…有難うございます」

いきなりべらべらと話し掛けて、握手を求める風間の手をやよいが少し戸惑いながら握る。
他の役員達にも挨拶を済ませ、さっそく机をはさんで簡単な明日の段取りなどを聞いていると、やがて生徒会室にマネージャーが姿を現した。

「やよい、そろそろ次の仕事に行かないと……」

マネージャーは生徒会一同に一瞥をくれるとやよいを席から促しながらも斎木を見た。

「打ち合わせ、終わりましたか?」
「あ、はい。大体の流れはお伝えしました。後はそのプリントに書いてあるとお
りですから。明日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」
「よろしくお願いします……」

マネージャーに習って来たときと同じようにぺこりと頭を下げるとやよいはマネージャーに続いて教室を後にした。
途中、廊下でもう一人その場にいなかった役員に会ったようで、廊下で挨拶をする声が聞こえ、その後、会計担当の伊吹 亮一(いぶき りょういち)が入ってきた。

「ふぅん。あれが雛牧やよいか」
開口一番、伊吹は無精ひげのアゴをさすりながら呟いた。

「そうそう。すごいだろ?でもやよいちゃん、雑誌とかで見るよりオッパイすっ
げえでかくなかった!?あれ、FじゃなくてGかHぐらいあるぜ?」
「公式では確かFって書いてあったよ」

興奮気味の風間の言葉に書記担当である石原 志藤(いしはら しどう)がパソコン画面に
向かったまま付け加える。
先ほどまでの打ち合わせにはノートパソコンをもって対面していたから彼女には見えなかったのだが、デスクトップにはアイコラで作られたやよいのヌードがある。
やよいは今まできわどい水着やコスプレでファンの視線を釘付けにしてきたが、未だヌードは披露していない。もちろん今の活躍から、彼女が人目に肌をさらすこともこの先よほどの事がないとないだろう。
だからこそ、熱狂的なファンである風間はその自作のやよいのヌードに目をやり悔しげに呟いた。

「こんなアイコラじゃなくて、やよいちゃんの本物のヌードみたいよなあ〜。
あのたわわに実ったおいしそうなオッパイを生で拝みたいぜちくしょ〜…
…なあ、斉藤。頼んどいたアレ、どうなった?」

ふいに風間は資料に目を落としている副生徒会長、斉藤 陸(さいとう りく)
に目を向けて聞いた。
風間という人物は容姿はそれなりに整っているのにどこか危うい感じが付きまとう、いうなれば「曲者」と言うのに相応しい容姿をしている。少しツリ気味の目に、黒と茶色が混じった中途半端に染まった髪。耳にシルバーのピアスが数個。そして必ずポケットか手にデジカメを所持している。
これで生徒会役員だと言うのだから驚きだ。
その容姿にぴったり当てはまるかのように、つくづくじっとしていられない人物だった。

「もう少し時間がかかるらしい。何でもかなり人気らしく、すぐ売れてしまうみ
たいだ。
まあ、それだけ効果があるって事だろうけれどな」
「うわ、楽しみだな。…ま、とりあえず明日はやよいちゃんのスク水姿を拝める
だけでいいか。
…ところで亮一はどこ行ってたんだ?」

そして今度は先ほどまで居なかった会計に目をやる。

「ああ、うちの先輩方がまたやらかしてくれたみたいでな。…乱交パーティ開い
たんだと。
しかも学校内にどっかの高校の女を連れ込んで。で、それがバレて他校と揉めた
らしくてな。
…そこの学校まで行って後処理してきたんだよ」

そう応える伊吹の風貌はこなしてきた仕事の内容とふさわしいワイルドさを漂わ
せている。筋骨隆々の体躯に鋭い目。丸刈りの頭はもともとロン毛だったヘアス
タイルを生徒会入りと共にイメチェンしたものだがその効果はまったくの逆だ。

「あーあの話ね。3年もバカだよなあ。もっとバレないようにやれって言うの」

にやにや笑いながら風間が再び石原に話し掛ける。

「おいオタク。やよいちゃんサイズのスク水なんか用意できたのか?」
「…これ」

そう言って「オタク」こと石原はデスクの下に置いてあった紙袋を見せた。

石原は生徒会の中でも一番特殊な人物で、今年の生徒会役員が選出され発表された時、彼の名前が出た途端、集会場が一時ざわついた位「何であいつが生徒会役員に?」と疑問を持つ程の男だった。

趣味は美少女ゲーム、フィギュア集め、アイコラ作り、パソコン、メイド喫茶通い……
容姿は太い黒フレームの眼鏡をかけ、髪はぼさぼさに伸ばしたい放題、いつも俯いていて、今日も猫背でパソコンをカチャカチャと弄っている。いわゆる「秋葉系オタク」そのものという人物だ。

その石原が持ってきた紙袋から出されたスクール水着。
濃紺の生地の胸元には雑巾大の白い布地で"3−B やよい"とつたない文字で書かれて
いる。いかにも「オタク」と称される石原らしいチョイスに風間がおどける。

「うわっ…これかよ?…これはまた……すげえエロくねえ?それによくこのサイズがあ
ったな…」
「…もしオッパイ大きかったら苦しいかもしれないけど、これが一番大きいやつ
だったから。
もっと大きいのだとオーダーメイドになるらしいけど、そんな事してる時間ない
だろ?」
「そりゃないだろうな〜」

しげしげとハンガーに固定されたスク水を見つめながら風間は先ほどの束の間の
やよいとの打ち合わせを思い出した。彼女も同じく高校生で今日は通っている高校
の制服姿であったが、あの白いワイシャツにつつまったバストの大きさは今でも
鮮明に目に浮かぶ。本人もそれを気にしてかわざと大き目のサイズのワイシャツで
体のラインを隠していたがそれでも隠し切れぬ胸周りであった。

「…でもやよいちゃん、あれ、F以上あると思うん
だけどなあ…」

風間は一人、明日やよいがステージ上で着ることになるスクール水着をまじまじ
見ながら呟いた。あの写真で見るよりも大きなバストがこの水着に詰め込まれる
様子を思い浮かべると、えらく水着の胸元が頼りなげに見える。



【文化祭1日目】
そして文化祭当日。
既にほとんどの作業を前日までに終わらせていたので、生徒会の仕事は全くとい
っていい程なかった。
あるのは会長の開会式での挨拶ぐらいで、副会長がやよいのステージの司会進行をし、
風間が記録係としてビデオカメラで撮影する事ぐらいだった。

「………おい、オタク」

パソコンに向かう石原に風間がひじでつつく。

「オタクって呼ぶなよ。何だよ?」
「お前、暇だろ?」
「忙しい。今やよいちゃんの新しい画像作ってるんだ。
今回のは凄い出来がいいんだから、邪魔しないでほし―――」
「ばっか。お前、そんな事より…本物見たくねぇのか?」

"本物"という一言にせわしなく動いていた石原のマウスを動かす手が止まった。

「………………」

そこでようやく石原は画面から顔を上げて風間を見る。

「…本物?それってもしかして…やよいちゃんのオッパイ…?」
「ああ。やよいちゃんじゃなきゃ誰のおっぱいを見るってんだ?
いいか?やよいちゃんは保健室で着替えをするらしい。…これは生徒会役員しか知らない事で、一般生徒には知らされてないぞ。それに俺は今、ビデオカメラを持っている。…わかるか?
つまらねぇ開会式なんてよりも、もっと他に撮るべきものがあるっつうことだよ。偉い人はそれがわからんのだ!」



そして数分後。
二人は生徒会室にいた。
風間が保健室にこっそり仕掛けた最後の仕上げをしに行って、すぐに帰ってきた。
思いつきと思われたその行動は実は周到に用意されていたのだ。
最後に偽造したカメラの目隠しを取るという手順だけが残されているだけだった。

昨日、水着を手にして思い立った風間の行動は迅速であった。
以前から怪しい私物置き場と化した生徒会室から必要な器具を引っ張り出すと学校に隠れて泊り込みながら"罠"を張りめぐらせる。

丁度やよいが着替えるであろうと思われる付近に急遽用意した小型カメラを用意し、デッキに繋げ、考えうる色んな角度からやよいの着替えシーンを拝めるようにカメラを仕掛けておいたのだ。

ここまで来て最後に必要だったのは"共犯者"だけであった。
本人に自覚はないが、これほどの行動力を発揮して尚、風間に足りないのは最後の一歩を踏み出す度量である。
そして、その一歩を踏み出せる共犯者は常に石原であった。
この盗撮器具一式にしても研修の女性教師の着替えを盗撮するという話が出て、風間が企画し用具を石原が揃えたという背景があるほどだ。

モニターでその様子を生徒会室で眺めていると、途中で入ってきた伊吹も一緒になり、3人で見る。共犯者がまた一人増え、あとは獲物が罠にかかるのを待つだけであった。

「……おっ。入ってきた」

画面に見覚えのある人影が写り、風間は座りなおして画面を見つめる。
獲物を待ちわびたハンターはこんな気分なのだろうか。
仕掛け人の風間は満面の笑みを浮かべ、石原は今にもモニターに飛びつきそうな勢い
で息を荒くしていた。ふだんは何かとつっかかられ目もあわせない伊吹を押しのけるほどだ。その思いの深さがうかがい知れる。
画面の中では"獲物"のやよいが絡みつく視線も知らずに着替えはじめた。

『………はぁ……』

小さく溜息をつくやよい。抜かりなく仕掛けた盗聴器が彼女のハスキーな声を拾う。
『これ着るのかぁ……』、明らかに恥ずかしそうに呟いている。
そしてその後、『大丈夫かしら……』と、不安げな表情を見せた。

『大丈夫』……?

あのグラマーなバストが実際にあのスク水に収まるのか心配してるのだろうか?
その言葉に何かひっかかった三人だったが、やよいが服のすそに手をかけた瞬間から気がそれた。パサリ、と着ていた服を脱ぎ出したやよいの身体にクギ付けになる。

「うわ、すげ……。でかいな…。あんなオッパイ、はじめてみたぜ」
「あれ、絶対Fじゃねえよ。もっとあるって」

人目に触れていることも知らない彼女の手つきは淀みなく、シャツのすそを開げるとあっというまにブラジャーにつつまった上半身が露となる。
予想通り、はちきれそうな乳房をつつんだレースのあしらわれた純白の巨大なブラジャーをしている。飾り気があまりないブラジャーにちょっとがっかりした三人だったが、このぐらいのサイズは見つけるのも一苦労だろう。
ブラのカップに収まった乳房が作り出す谷間は圧巻で脱いだシャツをたたむ彼女の動作ひとつに重々しげに揺れている。
しかし三人は興奮しながらも違和感を覚えていた。
いつもテレビや写真で見ているのと違い、ブラに包まった乳房にはうっすらと血管が浮かび上がり、張り具合も雰囲気が違う感じがした。
しかし誰もがそれを指摘するよりも、ただ食い入るように三人で画面のやよいを見守った。

―もうすぐ、あのグラビアアイドルやよいの生おっぱいが拝める…!

男たちの欲望にまみれた視線があるとは知らずにやよいは肩紐を下ろすと背中の三段ホックに手をかけた。拘束から開放された乳房がずしりと重くなるのをやよいは感じた。
ブラのカップを押し下げると、男たちが焦がれた乳頭が露になると同時に、ぽとりとブラジャーの中から何かが落ちた。
それは大きなサイズの丸い布状のもの。
三人が見定めぬうちにやよいはそれを慌てるように拾い上げると懐のカバンにねじ込んだ。
明らかにニップレスのように乳頭の突起や露出を隠す役割とは違うものと直感したが、何よりも、彼らが想像していたものとあまりに違いすぎる淫猥に熟成した乳輪と乳首がそれ以上の思考力を奪い去っていた。
大きさ、形、色のいずれもが美乳のそれとは違っていた。
乳首は大きく丸く既にツンと尖っていて、乳輪の大きさはやや大きめに肥大化している。

「やよいちゃんの乳輪……お、大きいね……」

ごくっ、と生唾を呑んでかすれた声で石原が呟いた。
半裸のポーズを売りにしながらも清楚なイメージのやよいだけあって、石原のようなファンならその豊満な乳房に鎮座する先端は少女らしい薄ピンクの形のよい乳輪と控えめな大きさな乳首を期待する。
その希望を裏切るように淫猥な乳房が少女のあどけなさにひどくいやらしいギャップを与えていた。

「あんだけデカけりゃそうだろ…色だってピンクじゃないし」

濃い茶褐色がかっている乳首と乳輪の色合い。
肌の色と比したアンバランスさは幼げな、やよいの顔立ちからすると荒々しさすら感じれた。
若い肌の張りがなせる業か、量感のある両乳房は乳首を上向きぱんぱんに腫上がっているようにさえ見える。

そして―――次のやよいの行動に、三人は驚く事しか出来なかった。

『あぁん、やだっ…また張っちゃってる……もぅ……』

悩ましげな呟き声を盗聴器が拾ったかと思うと、やよいは眉根を寄せ、大きく突き出すように膨らんだ乳房を脇下から抑えせ、あいた片手でバストを回すようにもみ始めた。
丹念に乳房を揉みまわす少女。彼女の手でこねられる若い乳肉は柔らかさよりも弾力にも似た張りの強さを感じさせた。ぎゅむっぎゅむっと細い指を押し返すような肉感が画面ごしに伝わる。
手の中で見え隠れする乳首は先ほどよりも心持ちピンとしているように思われる。
そしてそのまま意図不明のおっぱいマッサージが続くこと5分。
何のためかわからぬものの画面を前に一同が飽きることはないのは確かだった。

「あ、あれっておっぱいの形を浴するためのエクササイズかな…」

そう石原が口を開いたときだった。
やよいは左右のおっぱいマッサージの手を止めると改めて片方を両手でギュっと包み込み、おもむろに手にしていたマグカップに乳頭を押し当てた。
何をはじめるのか一同がわからぬうちに、やよいは手に包んだ乳房をかるく回すようにほぐしこむと、褐色の先端をつまみこみ・・・
丸く、ツンと尖った乳首からプシュゥウ……と勢いよく母乳が飛び散った。

「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・(ごくっ…)」

…三人はこの光景に固唾を呑むばかりであった。
まさか、やよいのこんな姿が盗撮できるとは誰もが思っていなかったからだ。

そんなことも露知らず、やよいは無心に人目にはばかる搾乳を続けた。無防備きわまる可憐なグラビアアイドルの搾乳は10分以上に及び、腫れ物のような張り詰めた雰囲気の乳房はボリュームに似合った柔らかさを取り戻したかのように見えた。

『……ふぅ、これでいいか……まだちょっと張るけど、大丈夫よね…?
そろそろ時間だから早く着替えなきゃ……』

ひとしきりの搾乳を終えるとやよいはカバンからサイズの大きめのニップレスを探し出して乳首に貼り付けた。肥大した乳輪まで隠し切れない状態ではあるが搾乳によりさらに肥大化した乳首の勃起をごまかすのには十分であった。
手早くスカートごしにパンティを脱ぐとスク水に脚を通して、半裸の上半身を覆うべく片紐をかけておえた。
搾乳した甲斐あって胸はおとなしくスク水に収まったようだが、それでも胸の締め付けは変わらない。構造上、一番サポート力の強いスク水である。乳房に張り付いた布地を伸ばしても遊びはない。
軽くその場で飛んでみると、水着の拘束力は豊満な乳房を押さえるだけで精一杯のようで根元からブルンと揺れた。

「結構、ゆれちゃうな…気をつけないとまた漏れちゃうわね…」

一言、そうのこすとやよいは用意されたバスタオルを体に巻いてその場を後にした。


「…ねえ。やよいちゃんって赤ちゃんいるの?だってあれ、母乳だよねえ…?
それにオッパイ、あんなおっきくて乳首が勃ってるなんて……」

やよいの退室後、しばらく呆然とモニターを見ていた三人だったが、石原がぼそりと呟くように誰に言うでもなく言葉を発した。

「母乳…だろうな。…すげーな。俺、搾乳シーンなんてはじめて見たぜ……しかもアイドルの」
「俺はAVで見たことあるけど、やっぱ本物は違うな。
っていうかやよいちゃんで見れるとは思ってなかったぜ……それにしてもでかかったよな…」

それぞれが思い思いの感想を漏らし余韻に浸るように黙り込む。
そして思春期の青年たちの脳内に巡った暗い閃きとも言えぬ願望は誰がいうまでもなく合致したようだ。
伊吹と風間もやっと我に返り、口を開く。

「俺、…や、やよいちゃんのオッパイ飲んでみたいよ!……ど、どうしたら飲ま
せてくれるかな?」
「まぁ確かにあんだけデカイオッパイを好き勝手にできるんならしてみたいよな
。俺は飲んでみるのもいいが、揉みしだきたいけどな。力いっぱい」

本音と願望が入り混じった言葉に風間が口元を緩める。その口元は共犯者に更なる姦計を促すときの顔だ。

「とりあえず、この盗撮ビデオ…利用できるかもしれないぜ?これでやよいちゃんを脅せば…どうだろ?こんなチャンス、二度とないかも……」
「や、やよいちゃんのオッパイ…、き、きっと美味しいんだろうな。は、はぁはぁ……」

石原の言葉に翻弄されるようにだらしなく口をあける石原。その瞳は中空を見つめ思考力のかけらも伺えない。

「おい石原!お前、想像だけで勃起してんなよ!?」
「だ、だってオッパイ飲むだけじゃなくて、それってヤ、ヤれるって事だろ?や、やよいちゃんと……」
「……ああ、そういやお前童貞だもんな。成功すりゃやよいちゃんが始めての相
手だぜ。良いじゃねーか」
「に、妊娠してようが何でもいいや。やよいちゃんとヤれるなら」

 興奮のあまり喪失気味の石原に無節操に拍車をかける風間。自分もほの暗い興奮に血が騒ぎながらも伊吹は区切りをつけるように切り出した。

「とりあえず、会長にも話つけてみようぜ。うまくいけば、俺たち専用の性奴隷
にできるかもな」

 伊吹の提案に風間は同意したような笑みを浮かべた。その隣ではさっそく盗撮した映像を巻き戻し、あられもないやよいの搾乳風景を見入る石原がもらした。

「俺、一回母乳って飲んでみたかったんだよなー。
流石に今までヤった女で授乳プレイってのはやったことないし。相手がやよいちゃんならなおさら飲んでみたいよなぁ…」

その後のやよいはスク水に着替え終わり、何事もなかったかのように体育館舞台裏でジャージを上から羽織った状態で待機していた――――



<続く>

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【Copyright (c) 2005 Tokumori Matsuya】

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